01/18 会田誠展〜天才でごめんなさい〜@森美術館


行こうかな〜どうしようかな〜って感じだったんだけど、平日22時までやっているという安心のヒルズ美術館だったのでついつい…。画像は撮影OKの作品「考えない人」でございます。
音声ガイドがまさかの無料!なんという親切設計なのでしょうー。普通にお金を払おうとしてしまったよ…!しかも本人によるガイド付なので、これは絶対に借りるべきだとおもいます!
以下、印象深かった作品について感想というかなんと言うかをつらつらと。
■ピンクの部屋(新作)
壁と床にどピンク色した小腸のパターンがびっしりと張り巡らされた小部屋。真ん中にぽつんと黒いソファと、初期の映像作品を流しているTVが設置されていました。誰も来なかったのでソファに座ってプチ休憩してたんだけど、どぎつい色合いなのになぜか落ち着く不思議。

■一人デモマシーン
これめっちゃ笑った。何も言わずにこれを見ていただきたい。

おわかりいただけただろうか…(笑)。なんかこれがツボってツボってしょうがなかった。めっちゃかわいい、そしてくだらない、でもすごい良い(笑)。

■ジャングル・オブ・100フラワーズ(新作)
200×1750の大判作品。タイトルは百花繚乱からなんだとか。スコープで狙われて撃たれる美少女たちが描かれているのですが、狙撃されて散らばるのは血や脳漿とは程遠い、可愛い苺や美しい蝶やきれいな花びら。これがすっごくきれいだった!

■ジューサー・ミキサー
ようやく現物を見れたー!やっぱすごかった。今回展示されていた中で一番引き込まれたなあ。帰りにポストカードを買おうと思っていたんだけど、これだけ売り切れだった…(´・ω・`)ほしかったなあ。

■灰色の山
積み重なって山になったサラリーマンたちの亡骸を描いた大判作品。よーく見ると多種多様な人種が描かれていておもしろかったー。後にBS日テレでやってた番組を見て知ったんだけど、ウォーリーとWALLI・Eもさりげなく描かれていたのですね…!また間近で見る機会があったら探してみよう。

■電信柱、カラス、その他(新作)
屏風画?って言うのかな。傾いだ電信柱の周囲で自由に飛ぶカラスたち。数羽のカラスは何か不穏なものを銜えていて、さて地上では一体何が?と言う想像の余地の溢れた作品。画面の余白含め、余韻がたっぷりあってきれいだったなあ。

…と言う感じ。楽しかったー!そう言えば、滝の絵は大阪所蔵なのですね。岡山の大原美術館で見た記憶があるんだけど…違ったっけなあ。大原美術館の地下っぽいところでこの絵を見て、その当時はまだ作成中だったような記憶があるのだ。うーん、どうだったんだろう…。