陰獣 江戸川乱歩ベストセレクション4 (角川ホラー文庫)

こちらは「陰獣」と「蟲」の2本を収録。共に原作を読むのは初めてでした。
「陰獣」は人間椅子+屋根裏の散歩者のイメージ。二転三転して行く推理が秀逸。その着地点もまた…!それにしてもこのタイトルのつけ方は秀逸だなあ。
「蟲」は映画「乱歩地獄」のラストの一遍として鑑賞したので、あの極彩色の映像の印象が強かったのですが、原作の暗く淀んだ感じも良いなあ。こっちの方がやはり好み。ラストの主人公の言動がたまらんー!
Wikiで乱歩のページを見てみたら、まだまだ読んだことのない作品ばかりでテラウフフ(*´∀`*)