03/07 マリーゴールド・ホテルで逢いましょう

ル・シネマにて。上映終了間近だったので空いてて快適!というか、観客が5人くらいしかいなかった…(笑)。
インドの高級リゾート「マリーゴールド・ホテル」を訪れたイギリス人高齢者7人の物語。夫を亡くした、退職金を娘に使いこまれた、股関節の手術を受ける、異国の地での最後のロマンスを夢見て、子供の頃住んでいた土地だから…などなど、様々な理由でインドに赴くが、期待していたホテルは改装中で半廃墟のような有様。やる気だけは人一倍の支配人やインドの熱気に圧倒されながらも、それぞれの生活を踏み出すことになる…というお話。
パワフルなインドの人々と、そこにぽんと飛び込んだ英国人たちの振る舞いが面白かった。みんなそれぞれに事情を抱えているわけですが、観る人によって誰に感情移入をするかが違うのではなかろうか。わたしはナンパなおじいちゃんがお気に入りでした(笑)。一生青春!といわんばかりのあのテンションがとってもかわいかった〜
年を取っても前に進んでいくじじばばたちの、なんともキュートで切なくて愛しいことよ。どんなに年を取ったって過去の過ちを取り戻そうと努力することはできるし、今まで頑なに守って来た価値観を変えることだってできちゃうんだなあと思うと、なんだか本当にすごい。
わたしは映画を観るとその地に行ってみたいなーと思ってしまう単純脳の持ち主なのですが、どうもインドに憧れを抱けないタチのようで、インド関連の何を観ても行ってみたいと全く思えなくて逆に不思議になってきました。何故だろうか…。
以下、少々ネタバレ。
プラシーボで朝までがんばっちゃうおじいちゃんかわいいよおじいちゃん!あと、帳簿をビシバシ指摘する元メイドのマダムが素敵でした。気付かなかったんだけど、ハリポタのあの先生役もやってたのね…!まんまなのになんで気付かなかったんだろう〜。