04/29 邪魅の雫

文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫)

文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫)

探偵助手・益田が雇い主である榎木津の親族から、好条件であるはずの榎木津との縁談が何故か全て相手から断られるとの依頼を受け、秘密裏に調査を開始。同時期に毒殺事件が起こり始め、やがて複数の事件がひとつに重なり…と言うお話。
登場人物も語り手も入れ替わり立ち代わりで非常に難解。人物相関図を書こうかと思うレベル…。だんだんストーリーについていけなくなって、益田くんや関口くんの成長や、京極堂と榎木津の友情にイイハナシダナーって思ってたけど主題はそこじゃない…!
やっと百鬼夜行シリーズの最新刊まで読了…!しかし刊行からもう6年が経過か…。鵺さんいつ出ても良いのよ鵺さん…!
以下、ネタバレ。
で、いろいろ見失いつつもなんとか読み終えたのですが、今までの事件に比べると動機が理解できない。理解できすぎな動機なので理解できないというか、なんというか。うーん…。
731部隊帝銀事件が絡んできて、トンデモっぽい雰囲気がありつつも、そこはなかなか面白かったなーと。