03/02 ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)

渋谷シネパレスにて。チケットカウンターで「ものすごくうるさくてありえないほど近い1枚下さい」の時点でハードル高すぎワロリン状態です。
911で大好きな父を亡くした少年が主人公。ある日、父の部屋から見つけた鍵に何かメッセージが隠されていると信じ、ニューヨークを舞台に謎解きを始める…と言うお話。
家族愛だとか、人と人とのつながりだとか、そういったものが丁寧に描かれています。実際のニュース映像が流されるのですが、これが重い…。でも、アメリカにとっての911というものを少し垣間見れたような気がします。
ストーリー上では言及されていなかったけど、主人公はアスペルガーなのかな。音や振動に過敏な様や、1つの物事に全てを投げ出して傾倒する様子はそれっぽいなーと。少なくとも自閉傾向にはありそうな。とすると、父親のユニークな子育ては素晴らしいなぁと思いました。うまいなー。そしてアスペ(もしくは自閉)であることを踏まえると、もう冒険ってレベルじゃないわけで。オスカーくんすごいぞ…!
いやしかし、この作品に限らずだけど、「そんなにうまいこと行くわけがない」と言う感想が氾濫するのは何故なんだろう。そんなにうまいこと行って欲しいから物語が作られるんじゃないのかね?われわれ消費者はもっと夢を消費するべきだと思うのよ!たのしめ!現実に生きるな!毎日歌って踊って暮らそうぜ!(ダメ人間)