2011-12-16 どんどん橋、落ちた book どんどん橋、落ちた (講談社文庫)作者: 綾辻行人出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/10/04メディア: 文庫購入: 19人 クリック: 636回この商品を含むブログ (57件) を見る犯人当ての短編集。全5話で、問題編/解決編の2部構成になっています。こういう「読者への挑戦状」的な本は小さい頃によく読んだので、なんだか懐かしい。事件自体は平凡な(※ミステリ的な意味で!)殺人事件なんだけど、1本目で完全にやられたー!その後も裏を読もうとすれば裏をかかれて、裏を読もうとすればストレートだったりと翻弄されまくって非常に楽しかった。読みつつ脳みそもぐるぐる。掴みそうで掴めない…わかったー!の瞬間がたまらんです。いい運動になりました。 「伊園家の崩壊」がすごく好き。日曜の18時半のあの国民的アニメのブラックパロディなのですが、なんだか妙にリアル。これ、あちら側的な意味で大丈夫なのかしら。 それにしても綾辻さんの文章は読みやすいなぁ。グイグイページが進んでしまいます。