屋根裏の散歩者 江戸川乱歩ベストセレクション

またしても乱歩。今年の夏はよく乱歩を読みました。…夏に読んだ本の感想を今更書くわたし…。
今回は屋根裏の散歩者と暗黒星と、推理色の強い2作を収録。ともに旧き良きミステリーだなあ。わたしがうつぶせ寝なのは屋根裏の散歩者が原因と言ってもいい(笑)。暗黒星は初読。冒頭の映写機のシーンがすごく良かったー。推理モノと言うよりはサスペンスモノなのかな。洋館サスペンスなんていつの時代でもタギるけど、昭和14年に描かれたストーリーが未だにどっぷり漬かって読めるってすごい。