姑獲鳥の夏

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

ウン年振りに再読。いやはや面白い。推理モノとして読もうとすると突飛な展開に驚くかもしれないけど、民族学・心理学をミックスした雑学要素がすんごい。すんごいこれ。昭和初期の日本の雰囲気もたまりません。
最初の京極堂と関口の遣り取り、話題的に非常に興味深くて一気読み。胎児の記憶云々のくだりはドグラマグラを思い出して少々ニヤリな感じでした。
このシリーズ、電車での移動中は睡蓮を聴きながら読んでいたので、すっかり睡蓮曲が脳内テーマ曲となっております。ううハマる。