01/29 ドグラ・マグラ(下)

ドグラ・マグラ(下) (角川文庫)

ドグラ・マグラ(下) (角川文庫)

読了!うーむやっぱりわからん…。上巻は幻想怪奇小説的要素が強かったけど、下巻は推理小説的要素が強い…かな?
これが80年前に完成していたってすごいなあ。よく思いついたなあ。80年経った今でも、遺伝や心理学については解き明かされていない部分が多いのに、よくもまあこんな話を作れたもんだ…。
以下ネタバレ。
いろいろ考察サイトを見てみたんだけど、一郎と母の子=モヨ子と言う解釈が斬新だったなあ。でもそうだとしたら母の子=「お兄様」呼びも頷ける…か…?
作中の「ドグラ・マグラ」と入れ子式になっているのかと思いきやそうでもないし、でも主人公が誰だかわからないし、そもそも本当に舞台が九州なのかさえ疑う余地はあるし、もう何が何だか!読んでていい意味でものすごく疲れますが、数年したらまた読み返したくなるんだろうなあ。