06/12 贖罪

贖罪 (双葉文庫)

贖罪 (双葉文庫)

平和な田舎町で起こった美少女殺害事件。犯人の顔を見たはずがどうしても思い出せない4人の少女達に、被害者の母親はある言葉を投げつける。14年後、大人になった少女たちは母親に彼女達なりの償いを伝える…と言うお話。
少女だった大人たちそれぞれを主人公に置いた4つのパートは手紙や質疑形式など、湊さんお得意の独白形式の手法で描かれています。最後にそれらのパートが纏め上げられるのがいいんだけど、いつものパターンと想われてしまうのかなー。
わたしは「くまの兄弟」パートが一番不幸だと思ったんだけど、読み手によって違うものなのかなあ。