病院坂の首縊りの家 (下)

病院坂の首縊りの家(下) 金田一耕助ファイル20 (角川文庫)

病院坂の首縊りの家(下) 金田一耕助ファイル20 (角川文庫)

上巻に引き続き、下巻。沖縄旅行のお供にしてしまったんだけど、青い空白い雲な環境にどこまでも逆らう本だな…(笑)!上巻で広げに広げた大風呂敷が一気に畳まれます。
この作品、昭和28年に一度連載が中断したものの、昭和50年に再度構成して完結したのですね。本作での事件が20年の時を経て解決するのとシンクロしていて、なんだか面白い。
戦後の探偵小説家ポジションでは、やっぱり乱歩が好きだー!と改めて思ったり。