カッコーの巣の上で

カッコーの巣の上で [DVD]

カッコーの巣の上で [DVD]

名画100円キャンペーンにてレンタル。
深い。深すぎる。
単純に病院側を悪として観るべきなのかもしれないけれど、主人公が単なる詐病ではないとしたらどうなんだろう。学部卒のド素人から見ても、反社会性人格障害の要素は十分にあると思うんだけどな…。誰も間違っていなくて、誰もが正しいような気がします。そう思うとあの結末がより一層悲しい。悲しいけど、すこしだけ希望があって、ある意味リアリティのあるエンディングだったような。タイトルも素晴らしいと思います。
公開年度は1975年。日本でのロボトミー手術が全面禁止されたのも1975年。今でこそ悪とされる処置だけど、時代が時代であれば善き人を作り出す素晴らしい手術だったんだもんなあ…。
うーん、きれいすぎるくらいグレー。